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家族のための転職

家族のための転職

堀内 良徳(47歳) 施工管理技士 前職:建築資材運搬業

現在の仕事内容は?

空調設備の施工管理として、エアコンの設置工事を中心に、工事の段取りから現場の進行・品質管理まで幅広く担当しています。得意先からの依頼内容を確認し、協力会社の手配や見積作成を行うところからスタート。工事が決まれば、現地調査や注意点の共有を通じて現場を整えます。実作業は協力会社に任せますが、工程に遅れや不備が出ないよう、現場にも立ち会いながら丁寧に指示を出しています。

転職のきっかけは?

以前は建築資材の搬入という重労働に従事していましたが、腰を痛めてしまい続けることが難しくなりました。当時まだ小さな娘が2人いたこともあり、「この先、家族を守っていくには体を酷使しすぎない仕事を」と思い、デスクワーク要素のある施工管理へ転身しました。同じ建設業ということもあり、過去の現場経験も活かせるのではと思い応募。入社当初は太陽光発電工事の営業としてのスタートでしたが、現場管理へとステップを踏むことができました。

未経験からのスタートで苦労したことは?

最初は「言葉」がまったくわからなかったですね。業界特有の専門用語が飛び交い、先輩との現場同行でも会話の半分は意味がつかめませんでした。ただ、実際の現場を見て、図面を確認して…と体験を通じて一つずつ理解が進んでいった感じです。机上の知識ではなく、現場で「見て、聞いて、やってみる」ことの大切さを痛感しました。

やりがいを感じるのはどんな時?

工事は協力会社さんにお願いするスタイルなので、「一緒に現場をつくる」感覚が強いです。職人さんが得意でない部分――たとえば図面の細かな読み取りや段取りの整理――をこちらがカバーして、工事全体がうまく流れると達成感があります。チームで現場をまとめあげるという点では、職人さんとの信頼関係づくりも重要。お互いにリスペクトし合える関係を築けたときに、大きなやりがいを感じます。

忘れられない経験は?

入社1年目に初めて担当した太陽光設備工事で、大失敗を経験しました。現場に行ったら、杭がバラバラに打たれていて設置不能な状態。実は手配した業者が杭打ちの経験がなかったんです。すぐに別の業者を呼び、工期ギリギリでなんとか完成にこぎつけました。この時の「職人さん任せにしすぎた」反省は、今でも教訓になっています。施工管理は「任せる」だけじゃなく、必要な知識と準備をして「支える」ことが大切だと学びました。

今後の目標は?

今は「1級管工事施工管理技士」の取得を目指しています。すでに2級を持っていて、実務経験も積んできたので、受験資格はクリア済みです。1級を取れば、担当できる案件の規模が格段に広がりますし、営業所の専任技術者としての資格も得られます。家族のため、そして自分の成長のためにも、次のステップに進みたいと思っています。

転職後、家庭とのバランスや変化は?

施工管理というとハードなイメージがあるかもしれませんが、今は制度が整い、残業や土日勤務もかなり減っています。子どもの学校行事にも参加できるようになり、家族と夕食を一緒にとれる日も増えました。家族と「ちゃんと向き合える時間」ができたことは、本当に大きな変化です。「パパの仕事って何?」と聞かれたとき、「この施設をつくったんだよ」と説明できるのも嬉しいですね。

これから入社を考える人へメッセージを。

未経験でも全然大丈夫です。最初は何もわからなくて当たり前。先輩が付きっきりで教えてくれますし、資格取得の支援制度も充実しているので、やる気さえあればいくらでも成長できます。この仕事はAIには代われない「人の手が必要な仕事」。手に職をつけて、家族と自分の未来をしっかり支えたい人には、本当におすすめです。

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